2012年5月19日土曜日

現代医学的鍼灸治療


           「現代医学的鍼灸治療」に、ようこそ

長年にわたり、諸先生がたの治療文献をたよりに勉強してきたが、針灸臨床を始めて28年(平成18年現在)が過ぎた現在、自分なりの針灸治療も確立しつつあるように思う。単なる知識の受け売りにとどまらず、自分なりの見解をつけ加える内容にしたいと考えている。記す意味は、これまで世話になった諸先輩への御礼、および真摯に針灸を研究している先生がたのご参考に供することにある。

 こうした構想は以前からあったのだが、私のパソコン知識不足のため実施できなかったのだが、近年になって普及したブログという手段がこれを可能にした。時間に多少余裕ができたのを好機としてブログを勉強し、平成18年3月10日からブログ配信を開始した。

平成22年7月6日:この4年間多忙でブロクを更新できなかったが、勤務先の針灸学校もクビになったこともあり、時間的余裕が生まれた。本日よりブログを再開することにした。平成23年後半からは、一日平均400名弱がここを訪れている。これはgooブログ内で、上位0.1%となる数値になる。


ブログ原稿で、現代針灸系の下地は、私著「現代針灸臨床論」機Ν兇砲△蠅泙后K椽颪CD版は、好評にて発売中です。御購入希望の方は、この画面左下ブックマークにある「あんご針灸院ホームページ」をご覧下さい。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・

第1章 現代針灸治療の公開にあたって

1.現代針灸治療の公開にあたって
2.現代針灸学習のための書籍は?

第2章 古典の現代医学的解釈


気性の癇癪をvotmiting

1.気血水の現代医学的解釈
2.古代中国医師は、気血水をどう考えていたか
3.三焦・心包とは何か?
4.手所属の経絡と足所属の経絡の意味−古代中国の内臓観
5.経絡走行モデル
6.価値の少ない脈診法
7.古代中国人が考えた消化管構造  とくに脾・腎・膀胱について
8.肺の宣発粛降作用について
9.古代中国人の脳と頭蓋の認識
10.奇経の走行について その1
11.奇経の走行について その2
12.東洋医学での皮膚・皮下組織・筋の概念(改訂版)

13.中医学にみる腎・膀胱の機能排尿障害
14.中医学のインポテンツの病理機序と病証
15.中医学にみる月経異常の病理機序と病証
16.ケッペンの気候区分の手法による舌診分類の試み 
17.主要な脈状診の解釈
18.肺の宣発粛降作用について(改訂モデル)
19.中医人体モデルの総括 
20.五兪穴のイメージ(ニーダムの見解を中心として)
21.S先生とのQ&A 古典と経絡に関する私の見解
22.S先生とのQ&A 古典と経絡に関する私の見解


第3章
 経穴の臨床的な意味


"骨盤の頭痛"

1.合谷刺針と魚際刺針の局所解剖
2.八りょう穴の使い方
3.居りょう、環跳、衝門穴の位置と意味
4.神経走行からみた天柱・上天柱・風池の臨床上の相違 
5.天柱症候群とは
6.だん中圧痛の古典的意味と現代的意味 
7.地機の取穴はヒラメ筋起始部の硬結にとる
8.頭針なるもの
9.内外膝眼穴の刺針意義
10.三陰交の治効機序
11.指端刺絡の作用
12.頸動脈洞刺の意義
13.夾脊刺針と椎間関節刺針
14.心窩部に響かせる針
15.足三里と脳清穴の相違点
16.腕骨・陽谷・養老の位置と局所的意義
17.教科書準拠の経穴解剖図その1(上肢部)
18.教科書準拠の経穴解剖図その2(下肢部)
19.教科書準拠の経穴解剖図その3(肩関節付近)
20.教科書準拠の経穴解剖図その4(頭部)
21.教科書準拠の経穴解剖図その5(体幹前面) 
22.章門、京門および跗陽の取穴
23.代田文彦先生のツボのイメージ改訂版
24.陰部神経刺針の適応について
25.特効穴の効き具合の印象(1)−上半身
26.特効穴の効き具合の印象(2)−下半身
27.中髎刺針の適応症(北小路博司先生の研究)
28.築賓穴あれこれ 
29.ボアス圧診点について
30.小野寺殿点について
31.百会の治効と導出静脈

第4章 頭顔面症状


生きている慢性的な腰痛

1.ベル麻痺に下耳痕パルス
2.三叉神経痛と顔面痙攣は鍼灸の守備範囲外 
3.緊張性頭痛は、後頸部と頭部圧痛点を丹念につぶす
4.顎関節症儀燭砲碗筋への運動針、況燭砲歪圧椡親或
5.顎関節症の針灸(続編)
6.口内炎の針灸治療(改訂版)
7.緊張性頭痛に対するトリガーポイント治療の整理 その1
8.緊張性頭痛に対するトリガーポイント治療の整理 その2
9.緊張性頭痛に対するトリガーポイント治療の整理 その3
10.片頭痛の病態生理と針灸治療の検討
11.下歯痛の針灸治療
12.上歯痛の針灸治療
 
第5章 頸腕症状

1.頸痛には頸部一行刺針
2.胸鎖乳突筋の緊張をゆるめる刺針法
3.肩甲間部のコリにはTh1〜Th4夾脊刺針
4.胸郭出口症候群の針灸治療
5.頸神経叢刺激点としての天窓
6.腕神経叢刺激点としての天鼎・肩中兪
7.肩甲上部のコリに肩外兪、肩甲骨〜肩甲上部のコリに附分斜刺
8.腕神経叢刺針部位の検討

第6章 肩関節痛

1.凍結肩進展の病態把握 
2.肩関節痛に対する巨骨斜刺+肩前斜刺
3.肩関節周囲のコリ痛みと神経ブロック刺針
4.肩関節障害に付随する上腕外側痛の針灸治療あれこれ
5.凍結肩拘縮期の効果的な治療法

第7章 腰背痛 

1.脊髄神経後枝興奮に対する腰痛の診察 
2.筋々膜性腰痛に対する運動針と外志室
3.筋々膜性腰痛に対する沢田流小腸兪と下志室
4.脊椎圧迫骨折には一行刺針と安静
5.大腰筋性腰痛の診断と治療


第8章 腰下肢痛

1.腰下肢痛の診断
2.腰部神経根症に対する座骨神経ブロック刺針
3.馬尾性脊柱管狭窄症に対する陰部神経ブロック刺針
4.変形性股関節症の鍼灸治療
5.股関節部痛に対する小殿筋深刺と大腿直筋刺針の工夫
6.坐骨神経痛における下腿部治療点の検討 その1   
7.坐骨神経痛における下腿部治療点の検討 その2
8.鼠径部〜大腿部の診察ポイント−−膝痛と腰痛の関連性
9.中殿筋痛による歩行困難に対するリフォーマーベルトの適用

第9章 膝関節痛


1.変形性膝関節症の症状機序と基本的鍼灸治療
2.膝の使いすぎ症候群とオスグッド病の針灸治療
3.膝窩痛に対する委中刺針の体位
4.膝蓋骨軟骨化症の針灸臨床
5.膝OAに対する針灸臨床
6.オスグッド病の針灸治療7200番台 上下肢症状

第10章 上下肢症状

1.テニス肘に対する筋と筋付着部への運動針
2.ド・ケルバン病には偏歴運動針プラス局所皮内針 
3.バネ指に対する運動療法とテーピング 
4.足のツレの治療(改訂版)
5.足関節捻挫には局所強刺激単刺+テーピング
6.足底痛2タイプの針灸治療
7.外反母趾のテーピングと針灸治療
8.橈骨神経麻痺には、消れきの強刺激刺針
9.バネ指の針灸
10.肉離れの針灸治療
11.母指CM関節症には母指内転筋停止部の刺針
12.組織別の最適な治療手法
13.肘関節痛には上腕部筋への刺針も重要
14.掌蹠膿疱症の局所刺絡治療
15.上腕三頭筋付着部症の針灸治療
16.大腿外側痛の病態把握と針灸治療

 第11章 腹部症状

1.肋間神経痛と腹壁神経痛 
2.上中部消化器症状に対する針灸治療様式
3.下腹部消化器症状に多用する針灸治療様式
5.慢性の下痢・便秘に対する針灸治療
6.痔疾に対する直腸静脈神経叢刺と陰部神経刺針
7.機能性胃腸症と胃十二指腸潰瘍の針灸治療法
8.胸やけの針灸治療
9.マラソン時の脇腹痛の原因と対処法 

第12章 胸部症状

1.胸痛と肋間神経痛、および肋横突関節周囲への深刺 
2.慢性気管支炎と気管支喘息に対する治喘の強刺激 
3.心臓疾患もどきに対する督脈基本5穴灸治療
4.気管支喘息に対する胸部夾脊速刺速抜
5.虚血性心疾患に対する針灸治療の検討

第13章 末梢循環器症状 

1.冷え性に対する長時間加熱と長時間置針(追補版) 
2.末梢動脈閉塞性疾患の針灸は難しい
3.レイノーに対する針灸治療の価値
4.下肢静脈瘤の針灸治療 

第14章 全身症状 

1.効果がない痩身耳針
2.乾吸治療には副交感神経緊張効果がある 
3.疲労倦怠の針灸治療
4.自律神経失調症?の針灸治療の考え方   
5.発汗過多に対する針灸の検討
6.甲状腺機能低下症の針灸治療 


第15章 眼科・耳鼻咽喉科症状 

1.眼精疲労の鑑別と鍼灸治療
2.耳鳴治療と舌咽神経ブロック針
3.頸性メマイと半身脱力感に対する後頸部刺針
4.咽頭症状の鍼灸治療 
5.喉頭症状の鍼灸治療 
6.鼻症状の鍼灸治療
7.ドライアイの針灸治療
8.「麦粒腫に対する二間」の雑感
9.斜角筋緊張による非整形外科症状(枝川直義医師の治療)
10.耳鳴りの針灸治療改訂版 その1
11.耳鳴りの針灸治療改訂版 その2
12.眼瞼下垂に対する針灸治療の検討
13.陳久性反回神経麻痺の針灸治験

第16章 泌尿・生殖器症状

1.膀胱炎には中極多壮灸
2.泌尿・生殖臓器の自律神経支配
3.尿路結石疝痛には胃倉〜志室の深刺
4.インポテンスの針灸治療

第17章 産婦人科症状

1.月経痛には腰腹部、仙骨部、三陰交の皮内針

第18章 小児科症状

1.かんの虫の針灸治療
2.小児夜尿症の針灸治療

第19章 特定疾患

1.脳血管障害と醒脳開竅法 その1(歴史と普及)
2.脳血管障害と醒脳開竅法 その2(現代医学的解釈と評価)
3.仙腸関節異常の病態生理 
4.仙腸関節運動針法
5.殿部〜大腿外側痛の病態と針灸治療(とくに小殿筋筋痛症)

第20章 総論

1.兪募穴治療の適応および腹痛治療に対する針灸の適否
2.神経領帯療法と内臓治療
3.井穴知熱感度測定データの新たな解析法
4.刺絡法の整理
5.針灸カルテでの針・灸等の表記記号
6.業務用としての吸角の取り扱い
7.S先生とのQ&A 古典と經絡に関する私の見解
8.筋々膜性疼痛に対するトリガーポイント療法の整理
9.焦氏頭針法と朱氏頭皮針法 
10.山元式新頭針セミナーに参加して

第21章 雑件

1.針灸院における設備・備品の改良アイデア
2.針灸院における設備・備品の改良アイデア(続編)
3.治療中の笑話(追補あり)
4.代田文彦先生の家
5.代田文彦先生の言葉
6.代田文彦先生の文
7.石川県鍼マ会に招かれて
8.間中喜雄先生のオーリングテストのワンシーン
9.間中喜雄著「PWドクター沖縄捕虜記」について
10.鍼による気胸事故の事例−その対応と費用

 



These are our most popular posts:

おばあちゃんの知恵袋-救急箱

お申込み方法 お支払い方法 配送について マスコミ掲載 体験談 治療院開業案内 ... いろんな予防法を専門の医師の指導を受けて試してみたり、車椅子に座っている間中、 15分ごとに15秒プッシュアップしてお尻の除圧をしたり、 .... 中国4千年の智恵は体験 的に自律神経の働きを知っていたのかもしれません。 .... 大人でも便秘は苦しい ですから。 read more

ブログ記事一覧|足つぼ・中国整体で生理痛.冷え性.不妊症.胃痛 ...

当院は中医学的な弁証論治の基本を元に、特殊な電気針治療法を組み合わせることで 、最大限の効果を引き出します。 ... 脳のいたるところで放電が起こり、全般発作が15分 以上続くような状態をてんかん(癲癇)重積発作と言います。重積発作が起こった場合 ... read more

てんかんの中国鍼灸治療|癲癇と漢方・東洋医学|鍼灸は北京中医康 ...

にんにく予防法にんにくは古来から洋の東西を問わず、体を強くする滋養豊かな食べ物 として有名です。 .... 手間のいらない簡単な摂取方法は味噌汁や汁物に沢山使うように すればよいのです。 ..... 日によって15~30分、私を支えてくれる手足さんご苦労様の ひとときです。 ... さて中国には、そういう不安定な人間の命を予測するために、三脈法 というものがあります。 .... 下痢のときはすりおろしりんご下痢にりんご、便秘にみかん、と 昔から言い伝えられています。 ... 原因が解明されておらず、治療法も確立されていませ ん。 read more

うつ病 - Wikipedia

6 治療. 6.1 治療の基本方針; 6.2 入院・外来などの治療設定の選択; 6.3 治療法各論. 6.3.1 薬物療法; 6.3.2 認知行動療法; 6.3.3 電気 ... 原因別に治療を行う内科など精神 科や心療内科以外の身体科においてこれは実際的ではないので、"胸痛症"のような 操作的 ..... 牛の脳(100g中)の主な脂肪酸の種類 ..... 抗うつ薬のうち、従来より用い られてきた三環系抗うつ薬あるいは四環系抗うつ薬は、口渇・便秘・尿閉などの抗コリン 作用や ... read more

0 件のコメント:

コメントを投稿